NMNと老化の原因

若返り薬への可能性が期待されるNMNには多くの方が注目しています。そもそも老化はミトコンドリアの衰えが原因の一つです。実際に研究で生後6カ月の若いネズミと22カ月の年老いたネズミの骨格筋の細胞内における遺伝子情報を運んでいるメッセンジャーRNAの値を比較したところ、それほど差がなかったものの、ミトコンドリアにおけるメッセンジャーRNAは年齢とともに衰えていた事が分かっています。

そして、SIRT1やNAD+の不足も老化の原因です。核とミトコンドリア間の連携を促す役割のSIRT1は低酸素誘導因子というタンパク質の事です。細胞内のSIRT1の値が高いとともに、核とミトコンドリア間の連携が良好だと老化は抑えられると言われています。また、哺乳類の老化の決定的要素になるのがNAD+の量であり、このNAD+の減少が年齢による衰えの原因です。NMNのような物質を用いてNAD+を増加させることが大きな鍵になります。

今後研究がさらに進展する事で、人間の寿命が飛躍的に延びる時代が到来する可能性は十分にあります。今現在ではまだあくまでもきっかけを見つけただけの段階であるものの、今後の研究の結果次第では、若返り薬が本当に誕生する事も考えられ、当然世の中全体への影響もはかり知れません。